情報科学科のカリキュラム
- 情報の数学的・論理的な取り扱い方法、ソフトウェア基幹技術、コンピュータの動作原理、コンピュータの先端的な応用技術を深く学びます。
- プログラミング演習・実験科目を重視し、コンピュータの応用技術を着実に身につけます。
- 少人数教育によるゼミナール・輪講・卒業研究で最新の技術や理論に触れ、また実際にソフトウェア製作プロジェクトを経験します。これらを通じて探求心・創造性、さらにコミュニケーション能力を養います。
注目授業
プログラミングI演習 [1年次・主要科目] |
毎回の課題からプログラム作成の基本技術を身につける C言語の理解とプログラム作成力の獲得をめざし、「プログラミングI」の講義を補って、実際のプログラム作成を行う演習です。180分の演習時間内に3つの課題についての解答プログラムを完成させます。 学年を3分割した30人程度の少人数クラスでは、何度も再提出をし、できるまで教員・助手・アシスタントが助言・指導を行います。 |
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ソフトウエア基礎 [2年次・情報系科目] |
プログラムが意図どおりに動くことを証明する コンピュータプログラムに期待する性質を記述する方法を、数理論理学の枠組みのなかで記述し、さらにプログラムがその性質を持つことを証明する方法を学修します。証明しやすいようにプログラムを書く「ホア論理」、プログラムの性質を記述するための方法「最弱事前条件」など、理論の初歩を丁寧に解説します。 |
情報科学実験II [3年次・主要科目] |
コンピュータを科学することの奥深さを知る コンピュータで言語を扱うには?コンピュータに絵を描かせるには?高度なホームページの作り方とは?コンピュータで定理を証明するには?担当教員が、自身の得意分野のおもしろさを伝えるべく趣向を凝らしたテーマを、自由に選択できるのがこの科目です。 少々手ごわくても、コンピュータの奥深さを実感できる粒ぞろいのテーマばかりです。 |
ウェブアプリケーション [3年次・情報系科目] |
誰でも手軽に使えるアプリを支える理論と技術を学ぶ 現代の情報システムにおいて中心的な役割を担う、ウェブアプリケーションのための理論と技術について講義と実習を行います。具体的にはHTTPプロトコル、HTML5、クライアントサイドコード(Javascript)、サーバーサイドコード(JSP/Servlet、PHP)、データベースとの連携などを取り上げます。本格的なサーバーのセットアップも体験します。 |
心の情報処理 [3年次・情報系科目] |
コンピュータと人の心をつなぐ科学を学ぶ 人間にとってわかりやすく、使いやすいコンピュータシステムを追及するための科学的手法を探っていく授業です。まず、人間の認知や感性といった心の特性に関する理論や実験方法を学びます。そして、それらを踏まえてヒューマン・インターフェースやマニュアルの設計法や評価法を学びます。また、教員自身の研究内容も交えた具体的事例を紹介します。 |
カリキュラム
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
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A群 | 必修科目 | 情報科学概論 情報科学リテラシー 離散数学Ⅰ・Ⅱ 離散数学Ⅰ演習 プログラミングA プログラミングA演習 情報基盤と情報倫理 | プログラミングB 確率統計学 計算機システム基礎 情報科学実験 アルゴリズム論 | 情報ゼミナール | 卒業研究Ⅰ・Ⅱ 輪講Ⅰ・Ⅱ |
B群(選択必修) | 基本科目 | 離散数学Ⅱ演習 | プログラミングB演習 計算機アーキテクチャ データベースシステム オペレーティングシステム ソフトウェア工学 | 人工知能Ⅰ 情報システム論 情報セキュリティ | |
発展科目 | オートマトン理論 情報職業論 情報理論 コンピュータネットワーク 情報検索 関数型プログラミング | 情報科学発展演習 情報英語 オブジェクト指向プログラミング 画像情報処理 心の情報処理 算譜言語論 自然言語解析 コンピュータグラフィックス 情報科学特論Ⅰ・Ⅱ コンパイラ 人工知能Ⅱ | |||
C群 | 関連科目 | 解析Ⅰ・Ⅱ 線形代数Ⅰ・Ⅱ 数学演習Ⅰ・Ⅱ 物理学概論Ⅰ 生物学概論Ⅰ 学外体験学習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ 自然の歴史 PCリテラシー 科学概論 総合理学演習 | 解析Ⅲ 線形代数Ⅲ 科学技術英語Ⅰ・Ⅱ 確率論Ⅰ・Ⅱ 代数学Ⅰ・Ⅱ 幾何学Ⅰ・Ⅱ サイエンスコミュニケーション 複素関数論Ⅰ 微分方程式Ⅰ 数値解析 | 計算物理学Ⅰ・Ⅱ 微分方程式Ⅱ |
※上記カリキュラムは2020年度の専攻科目名のみを掲載しています。より詳細なカリキュラムは大学ホームページでご確認ください。
※情報科学科では、3年次進級時に「進級制度」を設けています。