神奈川大学 理学部 理学科 物理分野
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本研究室は、最高電圧1 MVと200 kVの2台の静電型粒子加速器を所有しており、「固体への 量子ビーム照射における原子輸送現象の解明とその応用」に関する研究をしています。ここで「ビーム照射原子輸送」とは、イオン・電子・光子・中性子など様々な量子ビーム照射により生じる構造相転移や原子拡散、化学反応の増速など非熱平衡状態で起こる特異な原子ダイナミクスのことを言います。このようなマクロな物理・化学的現象を引き起こす際には、入射ビームと固体中の原子との様々な相互作用によるエネルギー移行が重要な役割を果たします。そのような意味でも、入射ビームと原子や原子核との衝突・反応素過程の解明や衝突断面積の精密測定などは、マクロな現象の理解のみならず、量子ビーム分析技術の高精度化や新しい検出器や分析法の開発において大切です。
また、他大学や研究所、企業などとの共同研究も活発に行っています。研究の詳細は研究テーマ紹介ページをご覧ください。